身体の使い方を知る

こんにちは!

はっす→です!

ダンス初心者にとって、ダンスの上達とはより多くのステップを覚えたり
多くの振り付けを覚えることであると思ってしまいがちですが
ダンスの上達とは自分の身体を
完全に自分の意思でコントロール出来ることともいえます。

自分の身体をコントロールするとは

よほどの訓練をしていないと
自分の身体を完全に自分の意思でコントロールすることは難しいです。

自分では「これで大丈夫!」と思ってイメージしていても
だいたいは大きくずれています。

例えばYouTubeで気になるダンス動画を探して
動画をマネで同じ動きをしたつもりで撮影しても
動画と全く違う動きに見えてしまうのはこのためです。

なぜダンスで自分の身体をコントロールすることが大切になるかというと
あなたが「ちゃんと踊った!」と思っていても、
見ている方はあなたが思っている程
「ちゃんと踊っている」と思わず
あなたが自分で下した評価と、
見ている方が下した評価に差が出てくるからです。

この評価の差が大きいと
あなたのダンスは、あなたが思っている程うまいとはいえなくなります。

自分の身体をコントロールする方法

自分の身体を自分の意思でコントロールする方法は
しっかりと自分の身体に神経を通す意識と
微妙な細かい動きを表現出来る筋肉を養う必要があります。

音を聴いてリズムを身体全体に伝えるために、まずはリラックスします。
肩に力が入っていたり、重心が片方の足によらずに
両足が地面に根を張るようなイメージで肩幅に足を開いて
膝の力を抜き少し曲げた状態になります。

なるべくゆっくりな曲で爪先から足の裏、カカトまで
どこに重心があるのかを考えること、

頭から爪先まで
「ここの部分はきちんと動かせているか」と
集中させてリズム取りをする事です。

ウェーブをする場合は関節を2,3個同時に動かすのではなく
1つ1つを順番に、かつ動きがつながるように滑らかに動かすようにします。

1曲踊るだけでも、
足の指先や手の指先、頭の位置、腕の位置など
気にしなければならないところは多くあります。

時には曲の途中でも動きを停止して

「いま頭の位置は大丈夫か」

「今指先はここで問題ないか、指先のことを考えていたか」

「この重心で問題ないか」

1つ1つ身体の位置をチェックしていきます。

周りから見ると地味なことをやっているように見えますが
あなた本人は常に自分で厳しいチェックをしています。

「ここで本当に問題ないか?」と
自分自身と会話をしているような練習をします。

他にも練習方法はいろいろあるかと思いますが、
これが一番手軽に行えます。

一度身体の使い方がわかれば
早い曲でも柔らかく踊れるようになってきます。

ダンスにはもちろん、
創造力や演技力や表現力も必要ですが
神経が通っていると
表現出来る幅が圧倒的に広がりますので
見た目の技術に追われるばかりではなく
細かいところまでキッチリと
身体をコントロールできるように練習をすることで
ダンスのスキルが飛躍的に向上します。