いつも同じような振り付けになる

こんにちは!はっす→です!
例えば、数カ月後に開催するイベントの振り付けを2つ考えなければならないとします。最初の1つはあなたの想いや格好良さをたくさん詰め込んだ、出来の良い振り付けができるかと思います。しかし、2つ目の振り付けを作るとき、1つ目とどこか同じような振り付けになっていませんか?

「またこの振り付けを考えてしまったよ」「もう振りの引き出しがないよ」と思うことはありませんか?どの曲に対しても同じような振り付けを作ってしまうのは悪いことではありませんが、クリエイティブな活動をしているからには、納得のいくものを作りたいと思うのは当然です。

なぜ同じ振り付けになるのか

同じ振り付けになる理由は幾つかあります。
1つは、振りの引き出しが少ないこと。もう1つは、どんな曲でも踊れる振りを考えていることです。

振りの引き出しを増やす

「振りの引き出しが少ない」とは、動きのバリエーションが少ないということです。自由にフリーで踊ってくださいと言われたら、あなたはどれくらいの動きのバリエーションができますか?数個しかできないという方は、動きのバリエーションを増やすことに専念してみてください。
例えば、ランニングマンという1つの動きでも少し角度を変えるだけで大きく違って見えます。このように基本的な動きを少しずつアレンジして、違った動きにしてあなたの振りの引き出しに収納していくのです。どうしてもバリエーションが思いつかない場合は、YouTubeなど他のダンサーの動きを見て、気に入った動きを真似るのも有効な手段です。

動きにイメージを付加する

どんな曲でも踊れる動きがあれば、フリーで踊る時に「これを踊っていれば大丈夫」という安心感があります。しかし、どんな曲でもなんとなく踊れてしまうと、いつ見ても同じような動きばかりしていると思われます。
このようにどんな曲にも合うような動きをしないために、1つの動きにイメージを付加してアレンジします。例えば、あなたの得意な動きに「激しい、荒々しいイメージ」を付加すると、激しく大きく動きます。「女性らしいイメージ」を付加すると、セクシーに動きます。

曲調に合わせてどんなイメージを追加するか、もっと細かい設定をつけてそのイメージに合った振りを作ると、その曲でしか使えない動きになります。何も考えずにただ曲を聴いて「格好良い」と思える振り付けを考えるのではなく、どういうイメージで格好良くするのかを鮮明にイメージすることが大切です。

例えば:

1曲目は、さっそうと元気のよいイメージ
2曲目は、重々しいイメージ
3曲目は、最終局面に向けてバタバタするイメージ
このような大まかな全体像をイメージし、細かいイメージを付加していくと、振り付けを考える作業も明確になり、どんなイメージの動きをするべきかが見えてきます。

まとめ
振り付けがマンネリ化するのは、多くのダンサーが直面する問題です。振りの引き出しを増やし、動きにイメージを付加することで、新鮮さを保ち、個性あふれる振り付けを作り上げることができます。クリエイティブな活動を楽しみながら、自分だけの独自のスタイルを追求していきましょう。