はじめに
こんにちは！はっす→です！
ダンサーが日頃の練習の成果を披露する発表会やイベント、コンテストといった本番のときに「本番を楽しむ」という感覚が分からない方への記事です。多くの人が本番前に「緊張してしまって、それどころじゃない」という気持ちになっているのではないでしょうか。
緊張は悪いことではない
このブログで何度もお伝えしていますが、緊張は決して悪い事ではありません。「緊張しちゃダメなんだ！」と思って緊張しないようにするのは無理です。「緊張しちゃた。それがどうした」くらいの気持ちで緊張を受け入れた方が良いです。
もちろん、緊張してしまう原因が以下のような取り除けるものであれば、さっさと取り除くようにしましょう。
- 振り付けを覚えていない所がある
- 寝不足である
- お腹が空いている
しかし、日頃からたくさん練習した結果、漠然とした緊張がある場合は「いい緊張」であると思ってください。
いい緊張とは
いい緊張とは、普段よりも集中力が増し、周りがよく見えている状態を指します。ドキドキしている一方で、冷静になっている自分がいる状態です。
いい緊張の状態で本番を迎えると、集中力が増して周りがよく見えるため、普段の練習以上の動きを発揮することができます。例えミスをしても引きずらずに最後までやり遂げることができます。この、いい緊張である状態が「本番を楽しんでいる」ことです。
非日常の本番というイベントで仲の良い子達とワイワイ騒ぐのも、ある意味「本番を楽しむ」ことですが、これではただのお祭り騒ぎと変わらず、本番を楽しむだけで成功には繋がりません。いい緊張である状態に自ら持っていくことで、最後は本番を成功に導くことがダンサーとして目指したい境地です。
いい緊張を作るには
いい緊張状態を作るためのトレーニング方法を紹介します。
- 練習で手を抜かない、本番で練習不足という状態にしない
- 本番までに不安な要素を取り除く
- 普段から緊張状態のある環境に身を置く
特に普段から緊張状態を作るトレーニングとしては、以下の方法があります。
- 全く違うインストラクターのレッスンに出てみる
- 普段は話さない子に話しかけてみる
- 全く違うジャンルのレッスンに出てみる
- 普段とは違う練習場所で練習をする
このように日頃から適度な緊張状態を作って緊張に慣らす練習をしておくと、いざ本番のときにいい緊張状態へ持っていくことができます。
まとめ
ダンサーが本番を楽しむためには、緊張を悪いことと思わず、むしろ「いい緊張」として活かすことが大切です。以下のポイントを意識して、緊張を味方にして本番を楽しんでください。
- 緊張を受け入れる
- いい緊張状態を作るための準備をする
- 普段から適度な緊張状態を経験する
これらのポイントを実践することで、本番を楽しむ感覚を身につけ、ダンサーとしての成長を促進しましょう。