観客への感謝の気持ちを忘れないために

観客がいることに感謝する

こんにちは！

はっす→です！

ダンス初心者が初めてスクールの発表会に出ると、観客に対して「来てくれてありがとう」という感謝の気持ちが自然に湧いてきます。初めての発表会にわざわざ時間を割いて見に来てくれることに対して、深い感謝の気持ちがあります。しかし、ダンスが上達し、イベントや発表会を重ねるごとに、この感謝の気持ちが薄れてしまうことがあります。

感謝の気持ちが薄れる

発表会やクラブのイベントで踊る経験を重ねるにつれて、観客に対する「見に来てくれてありがとう」という気持ちが徐々に薄れてしまうことがあります。確かに来てくれることには感謝していますが、次第に「私のダンスを見に来てくれてありがとう」という感謝の気持ちが薄れ、「ノルマ達成のために来てくれてありがとう」という気持ちが強くなってしまいます。

また、来てくれる観客に対して感謝の気持ちを示さなかったり、来てくれることが当たり前のような態度を取るダンサーも増えてしまうのが現状です。

なぜ感謝の気持ちが薄れてくるか

感謝の気持ちが薄れてくる理由の一つに「チケットノルマ」があります。チケットノルマとは、イベントに出場するために出演するダンサー1人につき、一定数の観客を招待しなければならないというものです。

例えば、5枚のチケットノルマがある場合、ダンサー1人で5人のお客様を招待しなければなりません。チケットはあらかじめイベント運営者から数千円程度の値段でダンサーに請求されます。仮にチケット1枚が2000円の場合、ダンサーは5枚×2000円＝10000円を支払わなければならないのです。

ダンサーはチケットを売るために、お客様を誘ってイベントに来てもらいます。チケットを3000円で売れた場合、その差額分がダンサーの利益になります。しかし、イベントに誘うお客様がいないダンサーは、面識の薄い人にもチケットを売るために必死になります。このような状況では、本当に来てほしいお客様よりも、金払いの良い人を優先して誘うようになります。

感謝の気持ちが薄れる理由として、観客を人として見るのではなく、ノルマ達成のための「お金」として見るようになってしまうことが挙げられます。

感謝の気持ちを取り戻すために

ダンサーとして成長しても、観客に対する感謝の気持ちを忘れないためには、以下のポイントを意識することが重要です。

初心に戻る: 初めて発表会に出たときの気持ちを思い出し、観客が来てくれることの有難さを再確認しましょう。
一人一人に感謝を伝える: チケットを買ってくれたお客様一人一人に感謝の気持ちを伝えることを心掛けましょう。
観客とのコミュニケーション: イベント後に観客と直接話す機会を持ち、感謝の気持ちを言葉にして伝えましょう。
パフォーマンスで感謝を示す: 観客に対する感謝の気持ちをダンスパフォーマンスに込めて表現しましょう。
これらのポイントを意識することで、観客に対する感謝の気持ちを取り戻し、ダンサーとしての魅力をさらに高めることができます。観客がいてくれることの有難さを忘れずに、これからも感動を与えるダンスを続けていきましょう。