ダンスでノリを出すポイント
こんにちは!
はっす→です!
HIPHOPをやっていると「もっとノリをよくしていこう!」という言葉が出てくるかと思いますが、「ノリを良くする」って具体的に何なのか前回の記事で紹介しました。
前回の記事では「ノリ」の定義を下記のように定義しました。
- ダンスでいう「ノリ」は「グルーヴ」に近い定義である
- ダンスでいう「ノリ」や「グルーヴ」には明確な定義がない。
- 明確な定義がない場合は自分が納得のいく定義を自ら答えを出す
- ダンスでいう「ノリ」とは音の「ダン」と「ダン」の間の音を身体で表現して次の「ダン」につなげること
「では、ノリを出すにはどうすれば良いの」という疑問に本日は回答いたします。
ノリを出すポイント
ノリは音楽の流れを1つの波に例えて、4分の4拍子のリズムで「ダン」という音を1つの「点」とすると、次の「ダン」という「点」までの「音の波」を身体で表現することでした。
身体でどのように表現するのかというと、そこは自由に表現しても良いのです。聴いた人がそれぞれ感じた波を身体で自由に表現するから個性が生まれます。
1つの練習方法として、アイソレーションの首の前後の動きを音の波で例えます。「ダン」という点がアイソレーションの首を前にした状態とします。次の「ダン」までに首を後ろにアイソレーションをして、次の「ダン」で前に出します。
単純な首の動きを「前」から「後ろ」へ動かして「前」へ出す動作をただ動かすだけではなく、音楽をよく聴いて首の動きを波に例えます。
例えば、少し曲調が暗いものや、歌詞の内容が暗いものであった場合は首を傾けてみたり、首を一番後ろへ移動した状態から首を横にアイソレーションしてみたり。今聴いている音をどのように感じ取って身体で表現し、同じ波を身体で表現し続けることが大切です。
また、同じ波をずっと表現するだけではなく、波の形を変えることもポイントです。例えば、1つ目の「ダン」と2つ目の「ダン」に音の強弱があって、2つ目の「ダン」が力強いとします。そのとき1つ目のダンは小さく動いて、波を身体で表現し、2つ目の「ダン」で大きくダンを表現します。HIPHOPのダウンでいうなら、1つ目の「ダン」は軽めにダウン、2つ目の「ダン」は重めのダウンといった具合です。
今回は首の動きを例にしましたが、これに胸・腰・手足の動きも加わると、波を身体で表現するのって難しいと思われますが、無理して身体の全てのパーツを一度に表現する必要はありません。まずは1つパーツだけをしっかりと表現できればいいです。1つのパーツがきちんと波で表現できれば、他のパーツもできるようにしていきます。