不器用だからダンスに向いている
こんにちは!はっす→です!
「私は不器用だからダンスに向いていません」
ダンスでうまくできないとき、このように考える人は多いです。ここでハッキリと言わせていただきます。「器用=ダンスに向いている」わけではなく、「不器用=ダンスに向いていない」わけでもありません。
みなさんが考える器用・不器用とは、以下のようなものでしょう。
身体が思った通りに動くことができる人を器用
すぐに思い通りに動くことができない人を不器用
例えば、両手を上にあげているつもりでも、実際は45度くらいしか上がっていなかったり、肘が曲がっていたりすることがあります。不器用な人はダンスで思い通りに動くことができないため苦労します。しかし、だからといってダンスに向いていないわけではありません。それほど悲観的になる必要はないのです。
不器用は練習量でカバーする
ダンスにおける不器用とは、脳からの命令がうまく身体まで通っておらず、正確に動くことができない状態を指します。器用な人は数回の練習で脳からの命令が身体全体に行きわたるため、少ない練習でうまく動くことができます。
不器用な人は、脳からの命令が身体に行きわたるまで繰り返し練習する必要があります。時にはゆっくりと反復練習し、空手の型を一つずつ覚えるように身体が動きを覚えるまで繰り返します。この繰り返しの練習が、不器用な人が踊れるようになる唯一の方法です。
「こんなすごい技をすぐにできるようになる人」よりも、「誰でもできることを誰よりも格好良くできる人」になれる可能性があります。これは誰でもできる基礎練習や簡単な動きを繰り返し練習することで、あなたの身体が1つの動きを覚えていくからです。さらに次にどうすれば良く見せることができるかを考え、繰り返し練習することで、簡単な動きが誰にも真似できないあなたオリジナルの動きになります。
これは、繰り返し練習する機会に恵まれなかった器用な人には真似できないことです。
繰り返しの練習は何を考えて行うか
ただ闇雲に同じ動きを繰り返すだけでは効果はありません。普段使っていない身体の部分を動かしてみたり、指先やつま先、顔や腕の角度、顔の位置、背中の筋肉、ひざの曲げ具合、重心の位置まで把握して動いてみるのです。
パッと見では違いが分かりにくいかもしれませんが、これらのことまでしっかり意識して動くと、何も考えずに動いたときとは全く違う「別の動き」に見えます。こうした地味な作業がダンスの上達につながります。不器用な人ほど、ダンスが上達するきっかけに恵まれているのです。
まとめ
不器用だからダンスに向いていないというのは誤解です。不器用な人でも、練習量でカバーし、身体の使い方を意識的に改善することで上達できます。地道な練習と工夫を積み重ねることで、誰にも真似できない自分だけのダンススタイルを築いていきましょう。ダンスを楽しみながら、自分のペースで成長していくことが大切です。