無理して柔軟性を手にする必要はない

こんにちは!

はっす→です!

ダンスをするのであれば身体の柔軟性は必要です。開脚ができて前屈もできる・・・できる人は当たり前のようにできますが、これってできない人は本当にできません。

運動不足であったり、そもそも努力が足りなくてできない場合もありますが、骨盤が開脚できるような形でなかったり、筋肉が凝り固まっていたり、本人の努力ではどうしようもない場合もあります。

身体は柔軟である方がダンサーとしては良いですが、身体が固いからといってダンスができないわけではありませんし、「身体が固い=ダンスが下手」にはなりません。

無理してストレッチをする危険性

身体が固いからといって、毎日痛くなるまでストレッチを頑張る方がいますが、強度的に「あ、これ以上やったらヤバい」という痛みを我慢して続けるのはやり過ぎです。柔らかくなるどころか、組織を傷めてしまいます。

一度組織や筋を痛めてしまうと、若い方でも完治するまで数週間かかります。その間にストレッチができなくなり、完治した頃にはさらに身体が固くなってしまいます。

「痛くなく気持ちのいい程度」でストレッチをすると言われても、さじ加減が分かりにくいですが、いつまでも痛みが続くようなストレッチは避けるべきです。

可動範囲を広げるイメージをする

柔軟と言えば、180度開脚をして身体を前に倒すイメージがありますが、これはよほど身体が柔らかくないとできません。

身体が固いと感じる方には、まずは開脚もできる範囲で広げて、少しずつ背中ではなく腰を曲げて身体を倒せるようにします。少し倒してつらい・痛いと感じるところでストップし、数分その体勢をキープします。痛さに慣れてきたらさらに倒していき、痛みがあったら体勢をキープ。その繰り返しで身体の可動範囲を広げていきます。

また、倒す角度や体勢を変えてみることで、さまざまな箇所の柔軟性が向上します。

身体の力を抜く

ストレッチ中は意識して身体の力を抜くことが大切です。当たり前のことですが、実は無意識に力が入っていて、思うように身体が動かず固いと感じてしまう方も多いのです。

身体の力を抜くためには、いったん力を思い切り入れてからの脱力を繰り返し、脱力の感覚を身体で覚えていきます。

身体を温めてストレッチをする

ストレッチをする際は、身体が冷えた状態よりも温まっている状態で行った方が効果的です。理由は、温まった状態でストレッチを行うと血行が良くなり、より効果的に柔軟になるからです。

昔から言われている風呂上がりのストレッチは、実は効果的なのです。

開き直りも必要

どれだけ頑張ってストレッチをしても、柔らかくならない人は柔らかくなりません。これは努力次第でどうにかなるものではなく、身体の作りが原因である場合があります。

新体操のように身体が柔らかいことがダンサーとして必須条件ではありません。身体の固さに嘆いて、ダンスを続けようか辞めようか悩む暇があれば、身体を動かして練習した方がダンスの上達も早くなります。