練習ばかりでは成長しない
こんにちは!はっす→です!
「イベントに出るために練習する」
「コンテストで入賞するために練習する」
「バトルで勝つために練習する」
ダンスが上達するためにはもちろん練習は必要です。アイソレーションなどの基礎練習や、動画で気に入った動きを自分のものにするための練習も大切です。しかし、これらの練習は一定のレベルまでは成長を促しますが、途中で伸び悩むことがあります。
実践の練習をする
バトルに勝ちたいから動きのバリエーションを増やす練習をしたり、仲の良いダンス仲間とバトルの練習をしたり、バトルの動画を見て研究するだけで終わる人がいます。これではバトルに勝てません。実際にバトルに参加して実践を積むことが大切です。
最初は予選で負けることもありますし、思っていたよりも動けなくて悔しい思いをすることもあります。「このとき、こうしていればよかった」と後悔することもあるでしょう。しかし、これが良いのです。悔しさや反省が、どうすれば良くなるかを考えるきっかけになり、あなたの「本気度」を高めるからです。
100回の練習よりも、1回の実践を通した方が、あなたの中の本気度が変わってきます。「自信ができたらバトルに出よう」「今はまだコンテストに出るレベルじゃないから、自信が出てきたらやろう」と思っているなら、その考えを変えましょう。スキルが少なくても自信がなくても、思い切って実践を通すことが成長につながります。
1人で練習するよりも、仲の良いダンス仲間と練習するよりも、一度の実践の経験が、あなたを「緊張感のある練習」に導き成長させます。
実践を通す方が良いのは昔からいわれている
「勉強してから人前に出ようとする人はものにならない」
鎌倉時代末期、1330年頃に吉田兼好が書いたとされる徒然草にもこんな一文があります。
これから芸事を身に着けようとする人はとかく
「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するがカッコいい」
と言うものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例えはひとつもない。まだ未熟でヘタクソな頃から、うまくてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑われて、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。
今は「天下に並ぶ者なし」と言われている人でも、最初は笑われ、けなされ、屈辱を味わった。
それでもその人が正しく学び、その道を一歩一歩進み続けてきたおかげで、多くの人がその教えを授かることができるようになった。
どんな世界でも同じである。
つまり、ダンスに限らずどんな分野においても「勉強して自信がついたら」という考え方では世の中には通用せず、何事もある程度の基礎を勉強したら実践していくことが大事です。
実践をすると新しい発見につながる
実際にコンテストに出場してみる、実際にバトルに参加してみる。このように実践を通していくことで、練習にはなかった新しい発見があります。観客との距離感や雰囲気、オーディエンスの声、思いがけないところで知り合いができることもあります。
練習ばかりやっていないで、ある程度の基礎が身についたら実践を通していくことがあなたの成長につながります。