Googleにあなたのダンスをコラージュさせる

こんにちは!はっす→です!

Googleが7月19日に新しいサービスを開始しましたので紹介します。

Move Mirrorとは?

Googleが「Experiments with Google」というサイトで、自分が取ったポーズから似たポーズの人の写真を自動的に選び出すウェブサービス「Move Mirror」を公開しました。

Move Mirror

このサービスは、ウェブカメラが内蔵または接続されたパソコンから撮影された画像を認識し、瞬時に同じポーズをしている画像を表示します。Googleが開発したオープンソースの姿勢判断モデル「PoseNet」をウェブブラウザーからTensorFlow.jsで動かしており、人体を右肩、右足首、右尻、鼻といったように17のパーツで区分して判断しています。人種・性別・身長・体型などは判断基準として使用していないため、同じポーズをとっている画像だけが表示されます。現在はパソコンのみ対応しています。

Move Mirrorの使い方

Move Mirrorを使うには、まずMove Mirrorのサイトにアクセスします。次に、背景がごちゃごちゃしていない場所で、パソコンのカメラの位置を調整して自分の全身が映るようにします。「TRY IT」ボタンをクリックし、5秒のカウントダウン中に撮影ポイントに移動して動きます。録画が終了すると、左側に自分のGIF動画、右側にその動きに似たポーズの画像がパラパラ漫画のように表示されます。

上半身だけだとうまく認識しませんが、全身が映るようにすると認識されやすくなります。録画したGIFはダウンロードやシェアが可能です。

Googleはプログラマーやメーカーにもっと機械学習に触れてもらいたいという思いから、Move Mirrorを作りました。姿勢判断といったコンピュータービジョンの技術が、楽しく新しい方法で使えることを示しています。Googleの8万枚の画像データベースからポーズと一致する画像を瞬時に抽出するため、多くの画像がスキップされ、絞り込まれた画像が表示される仕組みです。

将来的には、ウェブカメラの前でダンスするだけで、この動きに一致するミュージックビデオや映画が検索できるようになるかもしれません。

実際に踊ってみた感想

実際にMove Mirrorを使ってカメラの前で踊ってみました。速い動きをすると画像の表示が遅れたり認識が雑になる印象がありましたが、遅めの曲で踊るとリアルタイムに画像が切り替わりました。細かい動きよりも、大きく動いた方が画像の切り替えがスムーズで面白いです。

真剣に踊るというよりも、ゆるく踊ってGIFにして楽しむのがこのサービスの魅力です。例えば、カメラの前でJOJO立ちをしてみると、同じJOJO立ちをする人や元ネタのポーズが表示されると嬉しくなります。

Move Mirrorは、自分のダンスを他の人が踊ってみたようなGIF画像を作成する楽しいサービスです。ダンサーだけでなく、誰でも気軽に楽しめるこのサービスを、ぜひ一度試してみてください。