オリジナルの動きをつくる方法

こんにちは!

はっす→です!

ダンスがうまくなってくると、基本的な動きの組み合わせで踊るのは飽きてきたと思えてきます。そんな時、YouTubeで今まで見たことのない、新しい動きをしている動画があると斬新で魅力的にみえてしまいます。そして、自分でも誰もやったことのない「オリジナルな動き」を作ってみたくなります。

本日はそんな「オリジナルな動き」の作り方のヒントを紹介します。

オリジナルに見えるからくり

あなたにとって「斬新で新しい動き」に見える動きというのは、ほとんどが基礎の応用です。なので、「私にはオリジナルの動きは作れないから才能ないのかな?」と心配する必要はありません。

「斬新で新しい動き」に見えるからくりは、基礎の動きの角度や足の位置など少しだけ変えてみたり、基礎の動き同士を組み合わせたり、曲によってタイミングを変えてみたり、あくまで「基礎」がベースとなっています。これは逆に言うと基礎ができていることが前提となります。

「守・破・離」で作る

ダンスでも「守・破・離」の考え方が活きています。

「守破離(しゅはり)」とは、武道、茶道、芸術、スポーツなどにおける修業の理想的なプロセスを3つのステップで表したものです。

「守(しゅ)」は、師や流派の教え、型などを忠実に守り、確実に身につける段階です。

次にそれを「破」る時期が「破(は)」です。いずれ「守」を否定しなければならないときがやってきます。良いものを取り入れ、自分に合った型をつくることにより既存の型を「破り」ます。

そして最後は師や流派から「離」れて自分なりの独自の表現をする時期がやってきます。それが「離(り)で、新しいものを生み出し確立する段階です。

ダンスにおける「守」とは基礎になります。アイソレーション、リズムトレーニングや基礎的なステップや動きを自分の次は足を上げて、手を出して・・など意識しなくても曲が流れたら即時に動ける位に身体に染み込むまで練習します。

「守」で基礎をずっと行ってきた所に、ここの手の角度を変えてみたらどうだろう、足の位置を逆にしてみてはどうだろう、思い切って身体を下向きから上向きに変えてみてはどうだろう、1つ1つの動きに疑問をもって今まで守ってきた型を壊していきます。やみくもに壊すのではなく、ここを変えてみたら格好いいか、ここを変えたら面白くなりそうか、など型を破ってもあなた自身がOKを出せる動きなのかを常に確認しながら型を破ります。

型を破った動きを最後は突き詰めて練習しながら、さらに改良を加えていきます。そして曲を流しながら動かしてみたり、実際の振り付けに使ってみたときの使用感を確かめていくことで基本的な動きがあなただけの「オリジナルな動き」が完成します。

違うものから動きを盗む

「守破離は分かるけど、大変そうだな・・」確かに「守破離」のやり方はとても時間がかかります。もっと手軽に「オリジナルな動き」を手に入れたい場合は、全く別のジャンルや業界から動きを盗むことです。

違ったジャンルの動きを盗んで組み合わせてみたり、サーカスや大道芸から動きを盗んでみたり、演劇やミュージカルから動きを盗んでみたり、はたまた動物から動きを盗んでみたり、ダンス以外にも動きであふれているものはたくさんあります。そこから「いいな!」と思うものを盗んでは自分のものにしてしまうのです。

まとめ

ダンスで「オリジナルな動き」を作る方法は2つあります。「守破離」で基礎から少しずつ崩して自分の動きに変えて昇華させていくか、それとも、ダンス以外のものから盗んでいくか。あなたのダンスを基礎だけで終わらず、オリジナル要素あふれるものにするための材料はたくさんあります。