ダンスイベントは儲からない!?実際の収支と成功の秘訣
こんにちは!
はっす→です!
いまや週末になれば各地でダンスイベントが主催されています。
「ダンサーが活躍するイベントだから、主催者は楽でいいよね」
このようにダンスイベントのオーガナイザー(主催者)は楽に儲けることができるとときどき耳にしますが、これは大きな間違いです。結論からいいますと、儲かるどころか赤字覚悟のところが多いです。
本日はダンスイベントを主催するときの経費と収益から、ダンスイベントで儲けることについて紹介します。
イベント主催の経費
あなたがイベントを主催するオーガナイザーとして、イベントを開催するまでの工程や費用を紹介します。
週末の昼間にバトルイベントを開催したとします。バトルの他にもDJタイムやダンスショーケースもあるとします。
- クラブのレンタル:150,000円~
- 審査員のギャラ:3人で15,000円
- DJのギャラ:5,000円
- スタッフギャラ:10,000円
- 賞金:15,000円(優勝者、準優勝者)
- 雑経費:10,000円
合計:205,000円
イベント主催の収入
- バトルダンサーエントリー費:1,500円×30人 = 45,000円
- ショーケースダンサーエントリー費:4,500円×10 = 45,000円
- 観客:2,500円×50人 = 125,000円
合計:215,000円
収益10,000円
収益は1万円
上記は概算でイベントを主催した場合1万円の利益が出るとしました。しかしSNSや口コミでお金をかけずに宣伝するとすればデイイベントに50人もの観客に来てもらうのも大変です。
さらにオーガナイザーは、イベント当日までにDJや審査員の確保、当日のスケジュール、参加者の連絡などもしなければなりません。前日・当日になって参加者がドタキャンすることもありえます。
このようなリスクを背負いながらイベントを主催してやっと利益が出るか、出ないかという状態でイベントを開催します。イベントが終了して打ち上げでもすれば、わずかな利益も消えてしまいます。
お金儲けが目的でイベントを主催するのはちょっと甘い考えなのではないかと考えています。
ではなぜイベントは毎週のように主催されているのでしょうか?
お金以上のものが手に入る
イベントを主催するオーガナイザーは、赤字というリスクを背負う一方で、イベントをやり切ったという達成感と出演者とのコネクションができます。
もし次イベントを開催するときは出演者に声をかけやすくなります。ダンサーが不足しているイベントがあれば、知り合ったダンサーを紹介できるかもしれません。
ダンスやDJが好きなのはもちろんのこと、このようにイベントを通じた「つながり」が好きだから主催するオーガナイザーは多いです。
ダンサーができること
では、ここでイベントに参加するダンサーとしては何ができるか考えたことはありますか?
エントリー費用を支払ってバトルでイベントを盛り上げる手伝いをするのはもちろん。オーガナイザーとの連絡をスムーズにしたり、イベント当日は元気よくあいさつをしたり、皆が気持ち良くイベントができる環境を作っていくことです。ドタキャンなどはもっての外です。
こんな大変なイベントを作ってくれているオーガナイザーに感謝して接するようにしてみてください。