調子が悪いときの改善方法

調子が悪いときの改善方法

こんにちは!

はっす→です!

ダンスが上達するにつれて、レッスンや自主練習をしている最中に「理由は分からないけど何か調子が悪い」「どこか集中できていない」と感じることがあります。周りから見れば普段通りに見えても、実は調子が悪い状態に陥ったときの改善方法を紹介いたします。

フィジカル面の調子の悪さ

「ここの振り付けが、この間は出来たのに今日はうまくいかない」と感じることがあります。このようなフィジカル面で調子が悪いときは、テクニックがまだ身体に染み込んでいないことが多いです。その日によってできたりできなかったりするのは、無意識で身体を動かしているだけだからです。

このような場合、自分自身の動きを分析して「どこでつまずいているのか?」を探す必要があります。

  • 「ここの動きのタイミングがずれていたから次の動きへスムーズに入れなかった」
  • 「ここの動きがそもそも間違っていた」

このように一つずつ丁寧に動きを見直して何ができていないのかを見つけていきます。この作業をこなすためには、正しい動きや身体の使い方を理解している必要があります。基礎ができていなかったことが振り付けに影響していることもあります。基礎は面倒だと思われるかもしれませんが、こういうところで基礎がしっかりできているかどうかが重要です。

最も問題なのは、何がうまくいっていないのか分からないままやみくもに何度も練習することです。時間だけが過ぎ、改善されないとイライラしたり疲れだけがたまります。

メンタル面の調子の悪さ

フィジカル面と比べてメンタル面の調子の悪さは複雑です。ここでは「焦り」と「恐怖」と「集中力の欠如」という三つの側面から考えてみましょう。

焦り

「イベントまでに間に合わせたい」「あと30分しか練習時間がない」といった時間に対する焦り。また「これくらいできると思っていたのに」「本当の自分はもっとできるはずなのに」と自分が期待する姿とのギャップによる焦り。さらに「来年には受験も控えているのに踊っていて、いいのかな」「このままダンスをしていて本当にいいのかな」という将来に対する漠然とした焦りがあります。

恐怖

「過去に同じ動きで怪我をしてしまった、また同じ失敗をしたらどうしよう」といった過去のケガや痛み、また他人の怪我を見たことによる恐怖心。また「インストラクターの目が怖い」「同じ仲間からのいろいろ言われて怖い」といった第3者からの恐怖による萎縮などがあります。

集中力の欠如

「今日起きたこと」「これからやること」を考えてしまい、今行っていることに集中できない。また同じ練習を続けてきたため、新鮮味がなくなってしまうこともあります。

メンタル面の調子の悪さを改善する

メンタル面の調子の悪さは気持ちを切り替える必要があります。今はダンスをする時間だから、心も体もダンスモードに気持ちを切り替える必要があります。

「焦り」「恐怖心」の原因となっている要素は、ほとんどが「これから起きる事」、つまり未来の出来事であったり「既に起きたこと」、過去の出来事であることが多いです。これから起きることや、過去の出来事を今思い悩む必要はありません。今目の前にある踊るという行為だけに100%集中をするようにします。

それでは、「過去」や「未来」の出来事以外に集中できない原因は何だろう?これを考えることで、初めて今現在起きていることに気持ちを切り替えたことになります。この原因を一つずつ考えては解消しながら、あなたの動きを分析して改善していくことが調子の悪さを改善していくことになります。