ダンス初心者向け!複数ジャンルを同時に学ぶリスクとその結果
こんにちは!
はっす→です!
私はレッスンに通う生徒様には、いろいろなジャンルを中途半端に習うとダンスのベースが不安定になるから辞めたほうがいいと伝えています。しかし、生徒様の中には「好きなようにやりたい!」という気持ちもあるでしょう。本日は、ダンス未経験の生徒様がHIPHOP、ポップ、アニメーションの3ジャンルを同時に習った結果についてお話しします。
生徒様のダンス経験
この生徒様は音楽経験があり、バンドをされていました。ダンスは未経験でしたが運動部に所属しており、ダンスをするには恵まれた体型とリズム感を持っていました。
なぜ3ジャンルもやるのか?
最初、生徒様は「マイケルジャクソンのようなダンスをしたい」と希望されていましたので、アニメーションとポップを教えていました。しかし、ダンスの楽しさに魅了され、人気のあるHIPHOPも習いたいということで、3ジャンルのレッスンを行うことになりました。
レッスン内容
ポップ、アニメーション、HIPHOPの3ジャンルを教えることになりましたが、筋トレやアイソレーションは共通して行いました。生徒様はリズム感がありましたので、以下のようにジャンルごとに特化した練習をしました。
- ポップのレッスンではヒットの練習
- アニメーションのレッスンではウェーブの練習
- HIPHOPのレッスンではアップ&ダウンの練習
週1回のレッスンでそれぞれのジャンルを交代で行うため、例えばHIPHOPのレッスンは3週間に1回しか行われませんでした。レッスンのない日も自宅で練習できるように各ジャンル毎に自宅用の練習メニューを作成して生徒様に伝えました。
レッスンを始めて半年が経過したとき
結論から言いますと、半年たっても軸はできず、妙な所で力む癖がついていました。アップ&ダウン時に肩や手に力が入っていたため、そのたびに注意しましたが、生徒様の中で癖になっており、なかなか直らない様子でした。また、腹筋を強化するためのトレーニングも推奨していましたが、軸ができず、アイソレーション時にはふにゃふにゃと動いてしまいました。
原因と改善点
生徒様によく聞くと、自宅練習で最初は真面目に取り組んでいましたが、途中で忙しくなり、独自に練習のやり方を変えていました。アップダウンしながらポップをしたり、アイソレーションをしながらポップをしたりしていたようです。
まとめ
指導方法にも改善の余地があったかもしれませんが、ダンス初心者が複数のジャンルを同時に学ぶのは非常に難しく、ダンスの土台が不安定になる可能性があります。多ジャンルを学びたい場合は、まず1つのジャンルで基礎を固め、その後で他のジャンルを始めることをおすすめします。